日本基準寝具株式会社様公式サイト・企業理念コンテンツ制作

従業員に向けたファン化施策
60年以上続く、老舗企業の変化と決意を社内向けに発信
広島県、山口県、岡山県の山陽三県を中心に、福祉用具レンタルや介護事業を行っている日本基準寝具株式会社様(以下、日本基準寝具、敬称略)。ファン・マーケティングでは、2024年から行ってきたコーポレートサイトリニューアルの一環として、中核となる企業理念コンテンツの企画制作を支援させていただきました。

目指すのは社員が会社のファンになる、従業員のファン化
創業60余年、業界屈指の先駆的企業である日本基準寝具は、2024年に副社長が就任し、新リーダーのもとで100周年に向けた新しい企業体制を構築する過渡期にありました。
そのような改革の一環として、ファン・マーケティングでは企業全体のリブランディングをご支援いたしました。被介護者やそのご家族、ケアマネジャーや取引先に向けたメッセージを発信するコーポレートサイト、求職者向けには採用サイト・イベントブースのリニューアルを手がけていくなかで、従業員自身が変革への理解をする必要があると考えました。
未来への想いと決意――
飾らない言葉を通して、従業員の心を動かす
新たなリーダーとして就任した副社長は、本社のある広島には縁もゆかりもない人でした。なぜ、30代の若さで副社長に就任したのか。従業員の多くも副社長への理解がない状態でした。ファン・マーケティングでは、実際に広島の地に趣き、副社長のこれまでの経緯と日本基準寝具に掛ける確固たる決意に触れ、この事実を包み隠さず伝えることが従業員のファン化には必要と考えました。
「ファンマーケティング」実施のなかで大切なのは、ファンになりうるものの背景や歴史を発信することです。今回の場合は、新しい体制になる会社へのファン化。つまり、新体制のリーダーである副社長の背景を伝える必要がありました。
「未来への想いと決意」と題した企業理念ページは、「変える、必ず。」と改革への意思表明から始まっています。そこから、副社長が自身のおかれた環境に疑問を感じながらも、現場で経験をつんでいく姿を書きつづっています。決意の強さを表現するために、人の心に刺さり、感情が動くコピーライティングを意識してご提案させていただきました。
また、撮影は広島の街並みを望む高齢者向け住宅の屋上で行いました。集まっていただいたのは、スーツ姿の営業の方から、ユニフォームを着た訪問介護スタッフの方まで幅広い職種の方々。従業員数800人以上というたくさんの方が、福祉を軸に多岐に渡る事業に携わるなかで、なかなか得られにくい、各事業部の一体感、従業員の横のつながりを表現しています。
本コンテンツの制作は、インナーブランディングを推進する最初の一歩。社内のファンを作るという従業員のマインド醸成につながるプロジェクトとして、今後もご支援を続けてまいります。
強い意志を表現するデザインのインパクトと、ユーザビリティを両立
サイト全体のデザイン同様、スマート・スタイリッシュをテーマにご提案させていただくとともに、本コンテンツでは、「会社を変える」という強固な意思をビジュアルでも感じさせるため、フォントは太く大きくデザイン。副社長の写真と合わせて見せることで、視認性高く、インパクトの強い印象に仕上げました。読みやすさを重視して、背景の余白を広く取りながら、ページを通して軽いイメージにならないよう、メッセージの部分には背景に深いブルーを用いて引き締めることでバランスを取っています。
また、比較的多めの文章量を飽きずに読み進められるようユーザビリティも意識。コンテンツとコンテンツの間に画面幅いっぱいの画像を挿入しました。ユーザーが目にとめるポイントを設置することで、負担なく読んでいただける工夫です。

日本基準寝具株式会社

日本基準寝具株式会社