株式会社日立アカデミー様従業員さまとの協業で動画を企画・制作

メイン画像

ファンがファンを呼ぶ!従業員を企画に巻き込み「学びの輪」を広げる

株式会社日立アカデミー様(以下、日立アカデミー、敬称略)が提供する、従業員のリスキリング、アップスキリングを推進するための「LXP」(Learning Experience Platform)(学習体験プラットフォーム)。LXPの利用を促進するプロモーション施策「キツネのエールを成長させようぜ!キャンペーン」、取り組みへの認知度強化、モチベーション向上を目的とした「著名人のトークイベント」に続き、LXPに継続的に触れる機会を創出するために、人気ユーチューバーとコラボした語学動画の企画・制作を支援いたしました。

参考画像

LXPの利用促進と学びの習慣化のために、人気ユーチューバーとのコラボ動画を作成

学習プラットフォーム「LXP」のさらなる利用促進のために、弊社が提案したのは、著名な英語系ユーチューバー・だいじろーさんを招いての語学動画企画でした。

本施策の狙いは2つありました。1つは、より多くの従業員の方々にLXPに継続的にアクセスしてもらうこと。そのためには、LXPでしか見られない特別感が重要と考え、だいじろーさんと学習動画を作成し、従業員の方々の興味を引き付けようと考えました。

もう1つは、LXPの学びのコミュニティをさらに拡大することです。LXPには、学習する従業員同士がつながるコミュニティがあり、中心的に活動しているユーザーを「社内インフルエンサー」と位置付けています。今回の施策では、LXPを通じて語学を学び、実践し、成長し合う「語学コミュニティ」の社内インフルエンサーの方々を企画段階からチームの一員として巻き込み、グループ全体の「学びの輪」を広げていきたいと考えました。自己学習への意識の高さと行動を伴っているインフルエンサーを巻き込む共創施策を実施することで、LXPの新たな価値を作り、さらにその共感者(=ファン見込み層)の獲得を目指しました。

見た人が学びたくなる、社内インフルエンサーと共創した「伝わる動画」

この施策のキーパーソンは、何といっても社内インフルエンサーの方々でした。多くは自ら参加を希望された方で、企画内容の検討から動画の作成、拡散まで、皆さまと連携しながら進めていきました。

実は、だいじろーさんに出演依頼したいという声が挙がったのも、社内インフルエンサーの方からでした。動画の脚本を考える際も、普段から語学を学ぶ社内インフルエンサーの方々のご意見やアドバイスを採用させていただきました。また、演者として出演いただき、だいじろーさんと英語でやり取りを行いました。

動画は、コント風の動画で知られるだいじろーさんの特性を生かし、クスッと笑えて、かつ英語を運用するためのノウハウが身に付く内容になるよう、脚本を練り上げました。また、だいじろーさんは発音の研究とモノマネに力を入れているため、国によって異なる発音を紹介し、出演者全員でマネする動画も作成しました。さらに、日本文化の独自性を紹介するものや、従業員にしか分からない「日立あるある」を絡めたものなど、バラエティに富んだ動画を4週にわたって12本配信しました。

通常の学習動画ではなく、グローバル企業である日立グループの社内カルチャーを踏まえた唯一無二の動画を作成できたのは、社内インフルエンサーの方々とワンチームで臨んだからです。

マーケティングの視点で企業内教育のファン化を活性化!

社内インフルエンサーの方々にとって、動画撮影は初めての経験でしたが、だいじろーさんとの生き生きとしたやり取りが伝わるように動画の撮影・編集を行いました。ライブ感を出すために、効果音やイラストを挿入する細かい仕掛けも行っています。

本企画を通じて、社内インフルエンサーの皆さまは、自身の知見や経験を他者と共有し、伝わる形にして発信するという初めてのプロセスを経験されました。これにより、インフルエンサーの方々自身の役割や発信力に対する意識が高まり、その姿に刺激を受けた周りの従業員もモチベーションが高まり、ファン化するという好循環が生まれています。

LXPの試みは、従来の社内教育の枠を超えて、新たな学びの仕組みを提供した新しい例といえます。現場の状況を素早く理解し、柔軟に対応する「伴走型」の支援は、社内施策を見直すうえで多くの気づきを与えてくれるとともに、マーケティングの知見を取り入れる重要性を明確にしてくれたといえます。

参考画像

Client Voice

過去の事例にとらわれず、お客様とワンチームで新しい「ファン化施策」にチャレンジする!

――本企画によって、ユーザーコミュニティのつながりが強くなったという手応えはございますか?

澁谷様:社内インフルエンサーの方々に企画から情報拡散まで関わっていただくことで、その存在価値やインフルエンス力をさらに高めることができたと感じています。その結果、コミュニティにおける従業員同士の励まし合いや、学習の継続、学びの深化に少なからず影響を与えたのではないかと思います。

また、語学はあくまでツールであり、向上した語学でコミュニケーションを取ることがゴールです。本企画を通して、学んだ語学を使って「相手にどう伝えていくか」という、次の段階を示せたことも大きかったように思います。

――社内インフルエンサーの方々からは、どのような反応がございましたか?

澁谷様:だいじろーさんや、普段接する機会のない従業員と企画を推進するという、貴重な経験ができたことへの喜びの声がありました。

今回の企画は、インフルエンサーの方々にとって、自身の成長や方向性について改めて考える機会にもなったようです。その結果、「自分が関わった企画をより多くの人に届けたい」「この取り組みを通じて日立グループ全体の学びをさらに広げていきたい」という意識の変化や、視座の高まりが見られました。企画終了後、社内インフルエンサーの方々は、社内の学びの輪を牽引する存在として引き続き活躍しています。

――最後に、弊社に対する印象や、やり取りを通して感じられたことをお聞かせください。

澁谷様:さまざまな施策を進めるなかで改めて感じたのは、組織がいくら旗を振っても、最後に動くのは一人の人間であるということです。また、従業員は多様であり、一律のアプローチではチェンジマネジメントが成立しないと実感しました。

だからこそ、学習の目的を明確にするだけでなく、LXPを「使ってみたい」「面白そう」と思わせる仕掛けが大きな動機付けになります。御社と共に新しい切り口を模索し、「面白さ」「新しさ」「刺激」といった要素を多角的に組み込んだことで、従業員一人ひとりのマインドの変化の兆しを感じることができました。

御社はマーケティングの知見が豊富で、私たちの状況や課題に合致するアイデアや、新規性のあるアイデアをご提案くださる力があるという印象です。当社の場合、マーケティングの視点を使って企業内教育を訴求していく風土がなかったのですが、御社の支援により、LXPの認知度を向上させることができたと思っております。

ありがとうございました!
今後も、さまざまなプロジェクトでお役に立てれば幸いです。

株式会社日立アカデミー

株式会社日立アカデミー

担当者画像
株式会社日立アカデミー
澁谷 様
株式会社日立アカデミー

株式会社日立アカデミー