ファン・マーケティングには、一風変わった研修制度があります。今回は社内で活躍しているメンバー3名に集まってもらい、研修の内容や研修を通して自分が得られたもの、変化した心境などについて語ってもらいました。
前職はチラシのポスティング企業で営業として勤めていた金子さん、雑誌媒体をメインにデザインを手掛けてきた武内さん、アパレルショップでアルバイト経験を経て入社した稲嶺さん。他業種の経験を得てWebの世界に飛び込んできた3名が、研修制度で得たものとは?
金子基本は週に1~2回、約1時間の研修が行われています。社長が選定した教書からテーマを抜き出して、チームに分かれてディスカッションを進めていきます。テーマは毎回さまざまですが、仕事の取り組み方に関するものが多いですね。あと、企画提案に特化した「企画塾」という研修も最近始まりました。
武内研修って聞くと、講師役と生徒役に分かれて一方的にレクチャーしていくようなイメージを持つこともあると思うんですけど、ファン・マーケティングでは、ディスカッションを通してお互いの考えに触れることに重きを置いていると感じます。それぞれのテーマについて自分の考えを整理していく時間でもありますね。
稲嶺入社してから3年ほど経つんですが、最初はこういう形ではなかった気がします。
金子そうなんだ。僕は入社してまだ1年もたっていないから、その辺の歴史は知らなかったな。
武内昔は会社の社風や文化の共有とかをメインにしていたかも。ペースも月1くらいでしたね。メンバーが多くなったからこそ、ディスカッションという形を取り入れることができたのかな。
稲嶺今後メンバーの数が増えたら、研修の内容がまた変わっていくかもしれませんね。
金子最近は「自律的に行動する」ためにどんな意識や働き方をしているか、というテーマにあったよね。ほかにも社名にある「ファン」って、そもそもなんだろうとか、どういうときにその人のファンになるだろう?とか、身近な話題をテーマにすることもありました。
稲嶺プランナー、デザイナー、コーダー、ライター。社内だけでもいろんな業種の方がいて、メンバーの多くが過去に他業種も経験しているから、価値観や考え方も人それぞれで刺激的です。
金子研修でディスカッションをする度に、「このメンバーはこんな考え方をしていたんだ」って発見がある。
武内入社してもう4年になりますけど、いまだに発見があるくらいです。ディスカッションの中でメンバーの過去の経験を聞くこともあって、「そんな仕事してたこともあったの!?」みたいな。
金子あるある(笑)。ほかの業界の、ちょっとした裏話を聞けたりとかね。
武内ちょっと脱線して、プライベートの話で盛り上がることもありますよね。
稲嶺いろんな他業種での慣習とか、企業の文化についてもメンバーから聞くんですけど。改めて思うのは、こんな風にスキルアップとメンバーとのコミュニケーション、両方が可能な形式の研修は、結構珍しいのかなって。
金子そうだね。前の企業に勤めていたときはなかった。正直、入社時は溶け込めるか不安だったんだけど、この研修を通してメンバーと距離を縮められたような気がするし、仕事もしやすくなった。
稲嶺研修では、自分の考えをまとめてプレゼンする機会もあるんですけど、そういう経験を重ねることで、自信がついてきたような気がします。
武内確かに、僕自身もだけど、姿勢がシャキッとしたというか、自信をもって自分の考えを伝えられるようになったと思う。
金子さっきも少し話したけど、僕の場合は仕事がどんどんやりやすくなっている気がする。研修を重ねるごとにメンバーとのコミュニケーションも増えるし、それがきっかけで自主的に声をかけることもあって。例えば自分が携わってる案件以外のメンバーとも会話が盛り上がることもあるから、そういう時間があるのは嬉しい。
武内メンバーの過去の仕事の経験談や仕事の進め方を聞いて、それを参考にしてみたりもしますよね。
稲嶺自分の考えを相手に伝える力ももちろん身に付くけど、相手の話をいかに聞くか、どうやって正しく、より具体的にヒヤリングするかという力も大切なことが分かって。そういう学びは、実際の仕事にもすごく生かされているなと感じます。
武内すごく基本的なことだけど、あいづちや返事の仕方とか、相手の話に対するリアクションが大切だと僕も知りました。メンバーとのコミュニケーションも取りやすくなったし、自身の対話スキルも確かにアップしている実感があります。
金子僕を含め、他業種からやってきたメンバーが多いから、いろんな価値観や考え方があって、そこから新しいアイデアがぽんぽん出てくるんですよね。で、実現できそうな意見があれば採用!みたいなこともある。
武内つい最近盛り上がったのは、普段は昼の休憩時間がメンバーによってまちまちだけど、週に1回は時間を合わせて、皆でランチを取ってもいいんじゃないか…というアイデア。こうやって会社の形というか、働き方をメンバー全員で変えていくのは面白いなと思いました。
武内社内にはプランナー、デザイナー、コーダー、ライターとさまざまな業種の方がいて、言ってみればそのジャンルのプロフェッショナルがいるわけでもあるので、そういう方が個人的に開くワークショップとかあったら面白そうだと思います。
金子それいい!武内さんのデザインワークショップとかあったら、ぜひ参加したい。
稲嶺それぞれの仕事の理解がより深まるし、仕事をお願いするときも、スピード感とかを把握して頼むことができそうですよね。
武内提案しておいてなんですけど、僕のワークショップは全然自信ないです(笑)。
金子そこは研修で培ったプレゼン力を生かしてください!
稲嶺お願いします!
金子僕自身まだ入社して1年も経っていなくて、最初は溶け込めるか不安でした。コミュニケーションが活発な研修は、そういう不安を払拭できる場所でもあると思います。入社したばかりのときに、こういう機会が用意されているのは、大きなメリットですよね。
稲嶺研修では、役職や年齢に関係なく、社員やアルバイト、社長も全員が話しやすい場所にもなっています。コミュニケーションが活発なところは、ファン・マーケティングの自慢の1つだと思います。
武内コミュニケーションの場でもあると同時に、社内の意識の共有や、仕事のスキルの向上にもつながる場所がきちんと用意されています!メンバー一人ひとりが作っていく会社だと思うので、ぜひその一員になっていただければ嬉しいです。
スキルアップだけでなく、共に働くメンバーの働き方や考えを知ることができるファン・マーケティングの研修。多様な人材の中で、自律的に働く力を身に付けていくメンバーの姿からは、確かな自信が感じられました。